
【2026年運勢解説】魚座編
全体運
2026年、魚座の皆さんにとって大きな転換点となる年です。
長らく魚座に滞在していた土星が2月14日に牡羊座へ、海王星が1月27日に牡羊座へと移動していきます。
土星は2023年3月から約3年間、魚座の太陽の上を巡り、生き方そのものに対してプレッシャーをかけてきました。「その生き方は本当に世の中で役に立つのか」「現実的な能力や実力が伴っているのか」と問われ続け、壁や抵抗感を感じてきた人も多かったのではないでしょうか。自分の生きる方向性を見つけ出し、それを確立させることを求められてきた約3年間。その土星がようやく次のサインへ抜けていきます。
ただし、土星が魚座から2番目のエリアの牡羊座に移ることで、新たなテーマが始まります。それは「きちんとした収益を得て身を立てていく」こと。魚座は本来、物質的な欲望や社会的な出世欲があまりなく、現世的な繁栄への執着が薄いサイン。しかし土星は、この地上生活できちんとグラウンディングし、生身のリアルなライフスタイルを確立させることを求めてきます。最初は「このままだと生活が成り立たないかも」「収入が減ってきたな」という不安として感じるかもしれませんが、それが問題意識を喚起し、しっかりとした基盤を作るきっかけになるでしょう。体を養っていくためにご飯を食べていかなくちゃいけない、そんなリアルなテーマがやってきます。
今まで曖昧にしてきたお金の価値観に、きちんと境界線を作ることも求められます。魚座は自他の境界線がなく、共感力が高いゆえに、料金が発生すべきところも曖昧にしてしまいがち。しかし土星は「ここからはお仕事です」という線引きを促してきます。きちんとした現実的な価値観を身につけて身を立てていくことを学ぶときが来ているのです。
4月26日から天王星が双子座に入ると、魚座の太陽に対して90度の位置に。周りの環境から自分の存在を際立たせていくような刺激が入ってきます。ある種の孤立感を覚えるかもしれませんが、これは7年間かけて人とは違う自分像を確立していくテーマの始まりです。今まで牡牛座にあった天王星が60度で与えてきた「人とは違う内なる感覚を磨く」という変化から、さらに独立・自立を促す刺激へとシフトしていきます。
木星が蟹座にある6月30日までは、同じ水の星座から120度で恩恵を受けられる期間。安定して木星の恩恵を得られるときです。思い切った自己表現をしていきましょう。土星のプレッシャーから徐々に解放されながら、木星の恩恵を受け取れる前半は、魚座の資質を周りに発展させていけるチャンスです。
仕事運
仕事運は、自分のやりたいことをいかに収益化していくかが大きなテーマになります。
土星が魚座から2番目のエリアの牡羊座に入ることで、自分の市場的価値について試行錯誤することになるでしょう。特にスピリチュアルな分野や職業欄に載らないようなジャンルで活動している人は、プロフィール欄に何を書くのか、どういうふうにして収入を得るのかを考えることになります。区役所や税務署、保険に入るときなど、社会的なステータスを明らかにしなくちゃいけない場面で「自分とは何者か」と問われたとき、説得力のある答えを持てるかどうか。最初は「自分のやっていることは無価値なんじゃないか」「お金にならないのではないか」と感じることもあるかもしれませんが、それをくぐり抜けて、きちんとマネタイズする方法を見つけ出してください。
木星が蟹座にある6月30日までは、自己表現を発展させていける恩恵の期間。同じ水の星座から120度で、安定して木星の恩恵を得られるときです。この配置は習い事や修行にも向いていて、良い先生にも出会えます。自分の持っている力が誰かの役に立ち、喜んでいただき、それがしっかりと収益化できるレベルのものにしていくことを目指しましょう。思い切った表現をしていける、魚座の資質を周りに発展させていけるチャンスでもあります。
4月26日から天王星が双子座に入ると、独立・自立の流れが強まります。今まで牡牛座にあった天王星が60度で「人とは違う内なる感覚を磨く」という刺激を与えてきましたが、双子座に移ることでさらに自分の存在を際立たせていく方向へシフトします。人とは違う自分像を確立していくための7年間が始まります。ただし、それを具体的な収益に結びつけていくには、誰かが「ありがとう」と言って料金を払ってくれることは何なのかを明確にしていく必要があります。
土星は最初、困難なことに直面させることで問題意識を喚起し、そこをメンテナンスすることで後々きちっとした実力を身につけさせてくれます。魚座から2番目のエリアの牡羊座を土星が渡っていく約2年半の間に、自分の方法論を見つけ出してください。「これがやりたい」「これを伝えたい」という自分の持っている力を、きちんと収益化できるレベルのものに仕上げていきましょう。自分の生き方を現実生活に落とし込み、しっかりとマネタイズするステージに入っています。
恋愛運
恋愛運は、1年を通してとても恵まれた、恋愛指数の高い年です。ただし刺激的な配置も多いので、自分らしさを見失わないことが大切です。
4月頃、金星が牡羊座を巡り、天王星が双子座に入っていく時期は、新鮮な出会いの季節。皆の心が柔らかく、受け入れる体制で広がっていく時期です。じっとしていてはもったいないので、学びに出かけたり、趣味やスポーツを通じて交流したりと、自分から行動を起こしましょう。行った先で「あ、いたんだ」という感じの出会いや、同じ趣味や共通の話題で相性の良い人との繋がりが期待できます。春先から運気は上がっているので、ぜひいろいろチャレンジしてみてください。
5月19日頃から6月中旬は、金星と木星が蟹座で重なり、火星が牡牛座で120度を形成。魚座にしては珍しく、自分から積極的にアクションを起こせるアクティブな恋愛モードに入ります。魚座は本来、受け身で相手にほだされてという恋愛パターンが多いのですが、今回は自分から行きましょう。いいなと思う相手に対して接近する能力、アピール力が高まる時期。自分を魅力的に表現していくことができます。この勢いを活かしてコミュニケーションを積極的に取っていきましょう。
7月、金星が乙女座に入り、双子座の天王星・火星と90度を形成。刺激的ですが危険な配置です。今までとは違うタイプの人を魅力的に感じてしまいやすい時期。一瞬「あら素敵」と思うかもしれませんが、それは長い目で見たときに自分らしい恋愛の対象ではなく、ただの刺激、発作のようなものです。追いかけない方がいいでしょう。自分らしからぬ恋愛に巻き込まれ、無理をしてしまうことで傷を受ける場合もあるので気をつけてください。
魚座の皆さんは共感力が高く自他の境界線がないため、気がついたら相手と同化して自分を見失ってしまうことがあります。相手の時間に合わせる、会える日を全部自分の用事を調整して相手に合わせるなど、振り回されないよう注意が必要です。自分のペース、自分の価値基準を揺るがさないことが大切。
9月中旬、金星が蠍座に入ると、親密性が増す良い配置。長く深く付き合っていける人との出会いが期待できます。背伸びもしない、へりくだりもしない、素の自分でいられる相手を選びましょう。その自分を愛おしく思ってくれる人と出会うことが、2026年の魚座の皆さんにとって最も大事な恋愛の鍵になります。実像の自分をちゃんと持っていて、その自分と一緒にいることが本当に喜びと感じられる、そんな相手を見極めてください。
西洋占星学研究家。実占歴25年以上。
西洋占星学を石川源晃、松村潔の各氏に師事。
1996年より東京アナウンス学院にて西洋占星術講座を担当。
2001年より松村潔氏の主催する「占星術虎の穴」にて占星術初級講座を担当。
2003年より中級講座を担当。
2003年〜2007年イシス学院(旧・タロット大学)にてタロット初級講座講師。
以降、ARI占星学総合研究所にて、西洋占星術講座、タロットリーディング、個人鑑定を行っている。
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