12月の星空

2025.12.10
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今月最大のイベントと注目の日

冬至

12月22日に冬至を迎えます。いよいよ今年もあとわずか。振り返ると、あなたにとって、どんな一年でしたか？さあ、そろそろ来年の計画を立てましょう。

■2025年12月1日 ― 金星射手座へイン

金星が射手座に入ります。ちょうど天王星の反対側を運行してきた金星。ドキっとするような恋の予感はありませんでしたか？クリスマスまでは自由でオープンでフレンドリーな関係でいられそうです。発力も出そうです。

■2025年12月5日 ― 双子座の満月

この満月図には、「グランド・クロス」と「グランド・トライン」が同時に形成されています。

この「グランド・クロス」は、満月を形成する太陽と月に加えて、「魂の課題」を示すドラゴンヘッドとドラゴンテイルが、空に大きな十字を描く配置です。これは、社会全体が大きな岐路に立たされていることを示唆します。理想と現実、未来への道筋と過去からの課題との間で、どうバランスを取っていくかという大きなテーマが浮上するでしょう。日本ではこの満月は6ハウスに位置しています。6ハウスと言えば、健康、仕事、そして軍事問題。こうした問題が大きくなってくるかもしれません。

その一方で、幸運の配置「グランド・トライン」は、コミュニケーションを司る水星、発展を促す木星、そして物事を安定させる土星が、美しい正三角形を描く配置です。このところ、長い間、「水のサイン」でグランドトラインが形成され続けていますね。これは、社会的な緊張が高まる中でも、人々の心に寄り添うような深い対話や、共感に基づいた協力関係が、事態を好転させる鍵になることを示しています。この温かいエネルギーが、グランド・クロスの試練を乗り越えるための、大きな助けとなってくれるはずです。

この満月は、情報に振り回されず、自分自身の直感と、人との温かい心の繋がりを信じることが、パワフルな星のエネルギーを前向きに活かす鍵となります。

■2025年12月10日 ― 海王星順行へ

海王星は、自らが支配する星座である魚座の、それも最終度数に近い場所で順行を開始します。これは、海王星の持つ力が最大限に高まっている状態を意味します。さらに、この海王星は「現実」や「社会のルール」を象徴する土星と、とても近い位置にあります。これは、「夢や理想を、具体的な形にしていく」という非常にパワフルなエネルギーが社会全体に流れることを示唆しています。また、情報やコミュニケーションを司る水星、そして発展と拡大の星である木星が、この海王星と「グランドトライン」という、幸運の三角形を形成しています。これは、人々の共感や思いやりが社会全体に広がりやすく、新しい価値観がスムーズに受け入れられていく流れを後押しします。

■2025年12月12日 ― 水星射手座へ

水星が射手座に入り、急に視野が広がるような感じがするかもしれません。明るい会話が増えたり、旅行や遠出の計画を思いついたりしそうです。楽しい年末を迎えられそうですね。

■2025年12月15日 ― 火星山羊座へ

火星が山羊座に入ります。山羊座は火星にとって高揚（エグザルテーション）の星座。火星の本来の力が発揮され、行動力・集中力・忍耐力が一気にアップしそうです。とても実務的で、成功率が高い時期なので、是非このエネルギーを活用してくださいね。

■2025年12月20日 ― 射手座の新月

今回の新月は、午前10時43分、射手座の終わりの方の度数で起こります。

今回の新月図では、まず、社会的な頂点や政府、国家目標を表す10ハウスに、太陽と月、金星、そして火星までもが集まっています。これは、国のリーダーシップや社会全体の目標が、非常に強くクローズアップされ、国際的な取り組みや、未来を見据えた新しい法律、あるいは高い理想を掲げた国家的なプロジェクトなどが、大きく動き出すかもしれません。しかし、10ハウスにある太陽と月に対して、国民全体を象徴する1ハウスに滞在している、夢と幻想の星・海王星が、真横から影響を与えているのです。これは、政府やリーダーが掲げる高い理想が、少し現実離れしてしまったり、国民の間に漠然とした不安や混乱を生み出してしまったりする可能性を示しています。

個人レベルで言えば、この時期は、来年に向けた大きな目標や夢を描くのに、最高のタイミングです。これまで諦めていたことや、自分には無理だと思っていたような高い目標にも、ぜひ挑戦する計画を立ててみてください。ただ、先ほどの海王星の影響を忘れてはいけません。描いた夢が「絵に描いた餅」で終わらないよう、具体的な計画を立て、地に足のついた努力を続ける意識が何よりも大切になります。

■2025年12月22日 ― 冬至

太陽が山羊座に入り、「冬至」を迎えます。冬至図はそこから春分までの3か月の国の運勢を表すと言われます。

今回の冬至図の全体的なテーマは、「バランスと調和」です。国内外のパートナーシップや、社会における公正さが、国民の大きな関心事となりそうです。

一方で、政府や国は、国民の暮らしや心の安定を重視する姿勢を見せるのですが、国民が求める理想と、政府の方針、そして社会全体の行動力やエネルギーを示す火星とが、互いにぶつかり合う「Tスクエア」という、緊張感の強い角度を形成しており、理想と現実の間で葛藤が生まれやすい時期であることを意味します。

さらに、今回の冬至図で特徴的なのは、情報やコミュニケーション、交通などを司る場所に、太陽をはじめ多くの星が集まっていることです。これは、メディアの在り方、新しい情報技術、あるいは近隣諸国との関係といったテーマが、社会の大きな焦点になることを示しています。活発な議論や新しい動きが期待できる一方で、誤った情報にも注意が必要です。

また、私たちの働き方や健康を象徴する場所には、試練と成長を促す土星と、夢や曖昧さをもたらす海王星が位置しています。これは、医療制度や労働環境において、これまでのシステムを見直す大きな動きが出てくる可能性を示しています。少し混乱を感じる場面もあるかもしれませんが、これはより良い未来を築くための大切なプロセスと捉えることができます。