1ハウスとは

1ハウスは表向きの自分の部屋!10個の天体の意味を総当たりで解説!

西洋占星術のホロスコープには12個のハウスがあり、この「ハウス」とは活動する分野のことです。

今回は最初の部屋である1ハウスについて詳しくご紹介します。

1ハウスの意味をはじめ、ネイタルチャートに各天体が入っている場合の読み方をわかりやすく解説し、天体が0個の場合や天体が多い人についても記載しています。

こちらを読めば1ハウスの意味がつかめます。西洋占星術の勉強を始めたばかりの初心者や、ちょっと興味がある程度の人でも大丈夫です。 ホロスコープを眺めながらチェックしてみてくださいね。


【目次】

    1. 1ハウス(1室)は表向きの自分!
    2. 1ハウスに月が入っている人「素直で親しみやすい」
    3. 1ハウスに水星が入っている人「頭脳を使って対応!知的な人」
    4. 1ハウスに金星が入っている人「魅力あふれる!愛される達人」
    5. 1ハウスに太陽が入っている人「意志が強い!自己アピール力を発揮」
    6. 1ハウスに火星が入っている人「行動力バツグン!大胆なチャレンジャー」
    7. 1ハウスに木星が入っている人「運がツイている人」
    8. 1ハウスに土星が入っている人「自分に厳しい、落ち着いた性格」
    9. 1ハウスに天王星が入っている人「お一人様向き!?独立した人」
    10. 1ハウスに海王星が入っている人「感受性豊か!不思議な魅力を持つ人」
    11. 1ハウスに冥王星が入っている人「パワフルな底力の持ち主」
    12. 1ハウスの天体が0個の人「Ascのサインで判断しよう」
    13. ハウスに天体が複数入っている人「一度会ったら忘れられない!?キャラクターが濃い人」
    14. まとめ

1ハウス(1室)は表向きの自分!

1ハウスは表向きの自分を扱っています。

12のハウスのうち最初の部屋にあたるので、母親の体内から外の世界に初めて出てきた時の状況が、そのまま本人の性質になると解釈するのです。

人を建物で表す場合、そこを訪れた他人がまず目にするのは家の玄関やマンションのエントランスですよね。つまり何かする時の最初の行動や外見、周りから見た時の特徴など、表向きの姿が表れるのです。

1ハウスは本人にとって自然に出てくる性質なので、自覚がないこともあります。

外側からはよく見えるため、周りの人の方がよっぽど本人の特徴について知っている場合もあるんです。

1ハウスに月が入っている人「素直で親しみやすい」

月は感情・安心感を表す天体です。

1ハウスに月が入っている人は感情が伴った行動をします。つまり、人前で素を出したり感情を表したりすることに、抵抗感がない人が多いでしょう。

傍からは素直に映るので、可愛がられたり親しみを覚えられたりするようです。

ただし月は満ち欠けを繰り返す天体なので、月の状態によっては情緒が落ち着かないように見えることもあります。

感情のままに振る舞って、周りを困らせないよう注意が必要です。

古典の占星術では月は母親を表すため、母親の影響を強く受けた性格の人もいるでしょう。

1ハウスに水星が入っている人「頭脳を使って対応!知的な人」

水星は知性・物事を感じ取って認識する力を司っています。

知性を活用して行動するのが、1ハウスに水星が入っている人の特徴です。

何かあった時はまず発信したり情報に触れようとしたり、頭を働かせて対応するため、賢い人だと思われやすいでしょう。

知性がコミュニケーションとして表れると、話し上手や会話好きという印象を持たれるかもしれません。

また水星は仕事の能力も司っているため、ある程度の仕事は難なくこなせるようです。 計画や算段などが得意で、商才に長ける人もいるでしょう。

1ハウスに金星が入っている人「魅力あふれる!愛される達人」

金星は楽しみ・快楽を司っている天体です。
周りと調和することで幸せを感じます。

1ハウスに金星が入っていると、周りと楽しく過ごせるように振る舞うでしょう。可愛らしい雰囲気で周りを魅了するため、憎めないんですよね。

美人やモテる人、愛嬌のある人になりやすく、芸能人でもこの星回りを持つ人は多いようです。

無意識に自分を良く見せるのが上手いため、愛される達人と言えるでしょう。

一方で調和する力がネガティブな方に働くと、情に流されて優柔不断になってしまうことも。

サインやアスペクトによっては甘え体質で、努力を怠りやすい点には気を付けたいですね。

1ハウスに太陽が入っている人「意志が強い!自己アピール力を発揮」

太陽の象徴は、自尊心・行動の目的です。

1ハウスに太陽が入っている人は、自己主張する力があります。

目的意識をしっかりと持ち、自分の意見や行動を積極的に表現していくでしょう。

自尊心が高いため、世間や他人がどう思うかよりも、まずは「自分がどうしたいか?」を大切にします。

主体的に動きたいので、人任せにすることは好みません。周りをリードしたり、人の上に立ったりすることで能力を発揮します。

良くいえば、自分をしっかり持っている人ですね。自己顕示欲が強まると強引になりやすいのには注意が必要です。

1ハウスに火星が入っている人「行動力バツグン!大胆なチャレンジャー」

闘いの星と呼ばれる火星。

リスクのあるチャレンジ・ここぞという時に使う力を表しています。

火星が1ハウスに入っていると、行動にエネルギーを注ぐ人になるでしょう。

こうしたいという気持ちと行動の方向性に矛盾がないため、決断力があります。積極的に自己主張し、周りを認めさせる力を持つでしょう。

なので、乗り越えるべき壁のある環境に身を置く方が、生き生きと過ごせます。

行動に移すのが早いので、せっかちになりやすいともいえますね。周りからは活気のあるサバサバした印象を持たれるかもしれません。

また、自分自身を表す1ハウスに闘いの星が入っていると、運動神経が良い人も多いようです。

火星は性的なエネルギーも司るため、ホロスコープの持ち主が女性の場合は男性から魅力的に見られやすいという解釈もあります。

1ハウスに木星が入っている人「運がツイている人」

木星が象徴するのは思想・哲学・新しい展開・広がりです。

古典の占星術では、吉星(ベネフィック)の中でも最も縁起が良い星だと言われています。

1ハウスに木星が入っている人は、大らかで楽天的。親しみやすい雰囲気を持ちます。

月の親しみやすさとの違いは、月は素直でほっとけない感じ、木星は親切だから話しかけやすいという点ですね。

後者は誠実に人と関わるため、引き立てを受けたり運に恵まれたりしやすいようです。

人柄を評価されることで大きなチャンスを得て、人生を展開させていくでしょう。

また、基本的には関心を持つ対象の幅が広く、宗教や哲学的な考えに関心があったり、海外文化が好きな人もいるようです。

外見は体が大きかったり、体格に恵まれたりする傾向があります。

1ハウスに土星が入っている人「自分に厳しい、落ち着いた性格」

土星は物事の秩序・フレームを司っています。

本人にとっては自由に動きづらいため、制限や抑圧として感じることがあるようです。

1ハウスに土星があると、若い頃は実際の年齢よりも大人っぽく見られやすいでしょう。それは落ち着いた行動から醸し出される雰囲気であったり、外見の年齢層によるものだったりするのです。

自分に厳しく慎重な人が多いようですが、歳を重ねるにつれて成熟した余裕のある性格になっていくかもしれません。

また、中には健康に問題を抱える人もいますが、体を鍛えることで丈夫になる可能性もあります。

人々に課題や不安を与えがちな土星のあるハウスは、「鍛えがいがある」ととらえると良いでしょう。

1ハウスに天王星が入っている人「お一人様向き!?独立した人」

独立・個性・最先端の技術を司る天体である、天王星。

1ハウスに天王星が入っていると、既成概念にとらわれない個性的な性格として表れます。

ここで言う個性とは「時代にとらわれない性質」のこと。今の時代から見ると「変わっている」と評価されやすいのですが、実は時代を越えた普遍的な価値観を持っているとも言えるのです。

天王星は古い概念を壊す力があるため、価値観が独特で新しい思想や概念に関心を持ちやすいようです。

誰かの敷いたレールの上を歩くことに抵抗感があり、独立して道を切り開いていくでしょう。

単独行動を好み、ベタベタした付き合いは得意ではありません。だからこそ周りからは変わった人という印象を持たれやすいようです。

また、最新の技術に関わったり扱う才能があったりするともいわれています。

1ハウスに海王星が入っている人「感受性豊か!不思議な魅力を持つ人」

海王星は夢・インスピレーション・イメージを象徴する天体です。

外惑星(トランスサタニアン)は、集合的無意識を表します。

1ハウスに海王星が入っていると、感受性が豊かな人になるでしょう。とらえどころのない、アーティストのような雰囲気を持つ人もいるようです。

周りの人の意識が入り込みやすいので、良くも悪くも影響を受けやすいところがあります。しっかりと自分の意思を持つことが大切ですよ。

外見は人々の夢を体現した美人になりやすいようです。もしくは、天然や不思議ちゃんなど周りを和ませるユニークな魅力を持っているでしょう。

また、集合的無意識を感じ取る力があり、その高い直観力に基づいて行動する傾向があります。

霊的・スピリチュアルな体験をしやすいともいわれているのです。

1ハウスに冥王星が入っている人「パワフルな底力の持ち主」

冥王星は破壊と再生・深掘・カリスマ性を司っています。

1ハウスに冥王星が入っている人は独特な雰囲気があり、その場を支配するような魅力を持つ目立つタイプ。

カリスマ性を感じさせる行動力があり、どんな困難な目にあっても何度でも立ち直れるパワフルな底力の持ち主です。

妥協せず有無を言わさぬ部分は支配的に見えることも。影響力を持つため、権力のある立場に立ったり、人を指導したりするのに向いています。

また、冥王星が象徴する極端さの表れ方によっては、性格や人生がガラリと変わる人もいるようです。

1ハウスの天体が0個の人「Ascのサインで判断しよう」

1ハウスに1つも天体がない人は、Ascのサインをチェックしてみてください。そのサインの特徴が自分自身・表向きの自分です。

また、Ascのサインの支配星がどのハウスにあるのかも重要です。そのハウスの分野に関しては、力を入れて対応できるでしょう。

周りの人は、本人の最初の印象と話し込んでみた時の印象は違うように感じるかもしれませんね。

ハウスに天体が複数入っている人「一度会ったら忘れられない!?キャラクターが濃い人」

12ハウスにオーバーロードやステリウムなど天体が複数入っていると、一見してキャラクターの濃い人になりやすいです。

玄関やエントランスに、さまざまな物が飾り立てられていると目立ちますよね。複数の天体の要素を持っていると、人格に複雑さが生まれます。

本人と直接話したことのある人は、「色々な顔を持っているなあ」と強い印象を受けるでしょう。一度会ったら忘れられないかもしれません。でも、人から覚えてもらいやすいのはメリットといえますね。

まとめ

1ハウスにある各天体の意味をご紹介してきました。天体によって、本人の最初の行動や外見の特徴などがわかりましたね。

「自分や友人はどんな性質があるのかな?」と、ホロスコープを読む際に役立ててください。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。